木造家屋のリノベーション施工事例

沖縄は戦争で昔の木造住宅は消失し、戦後はRC構造の住宅が多くなりました。ただ全く木造住宅がないということではなく、木造住宅も建築されています。古くなった木造住宅をリノベーションして建物の機能性や性能を高めるご家庭も多いです。沖縄で木造住宅をリノベーションする際にどのようなことができるのか、施工例とともに紹介します。

リノベーションとは?

リノベーションというのは性能面を高める、また価値観を持った建物にする意味を持ちます。間取りを変えてより今の家族にあった住宅にしたり、例えば沖縄の木造住宅を改修する際にリゾート感いっぱいの住宅にするのもリノベーションです。古民家のレトロ感をそのままに設備を刷新し一見古く見えるけれど使いやすく快適な住宅にする、これもリノベーションとなります。

リフォームとの違いはどこにあるのか

リノベーションとリフォームは同じようなものだと考えている方もいますが、リフォームとリノベーションは違います。リノベーションはこれまでの住宅を改修し、建物の性能を向上させ価値もアップする改修です。しかしリフォームというのは「原状回復」が基本、住宅を新築した当初の状態に近くするための改修工事と言えます。

沖縄のリノベーション木造住宅はこんな感じ

沖縄にも古民家と呼ばれる木造住宅があり、沖縄ならではの解放感を持った古い住宅がたくさんあります。外観の沖縄らしい屋根と庇などはそのままに、使い勝手の悪かった玄関の大きな引き戸を新しく、広い土間にはリビングに入るスロープを付けてバリアフリーも意識しました。土間からつながっているキッチンにはアイランドキッチンに変えて使い勝手よく作り替え沖縄の古民家をそのままにレトロ感のあるリノベーション物件ができました。

昔ながらの沖縄の家「カーラヤー(瓦家)」をリノベーション

昔のままの沖縄のカーラヤー、きれいな赤っぽい沖縄独特の瓦を使った古民家を今どきの若者が快適に暮らせるようにリノベーションです。窓などの開口部は使いやすいサッシに、気持ちよく風が通るように裏側にも窓を作り、土間が広いので少し残して板張りに、こうすることでもう1部屋出来たような感覚になります。トイレやバスルームはキレイに新しいものに変更しました。2階部分をなくして寝室となる中2階部分を作ってそこにも小さい窓をつけて遠くに海が見える不思議なリノベーション住宅ができました。

沖縄には探してみると昔ながらの木造住宅がそのままになっていることが多いです。持ち主が安く売ってくれることもあるので、沖縄でリノベーション住宅暮らしを実現している方も増えています。美しい海と自然を堪能できる沖縄で木造住宅をリノベーションするのも「あり」です。